2009年7月22日(水)「日食を見る会」が行われました。
当日はあいにくの梅雨空で,46年ぶりの日食が見られるか心配されましたが,保護者と一緒に450名と 多くの皆さんの参加がありました。

日食グラスや手作り観測箱の使い方の説明があり,いざと一斉に見上げましたが,恨みの雨雲は厚く垂れこめ,太陽は影さえ見せてくれませんでした。

しかし82%が欠けるという11時4分に近づくころ,奇跡がおこりました。薄雲の向こうに三日月型となった太陽が姿を現したのです(下に写真があります)。「今だーー」「見えた見えた」・・・・,全員が空をあおぎシャッターを切りました。辺りは薄暗くなり,日食風こそ吹きませんでしたが,鳥が渡る姿もありました。

「天気予報は当たらないのに,日食予測は正確だ」と妙に感心しながら(答え一番下), 26年後の再会(?)を約して,見られて良かったよかったとの声と共に,日食を見る会を終えました。  

*サムネイルをクリックすると大きくなります。必要な写真はダウンロードしてお使い下さい。個人が特定できる写真を大きくする場合は,パスワードが必要です(パスワードが分からない方は,トップページを開き,メールで児童のクラスの担任の先生の名前を記して問い合わせください)
 
   
 「天気予報は当たらないのに,日食予測が当たる」訳→
天体の運きはニュートンが発見した方程式を解くことにより,将来どうなるか正確に分かります。しかし天気は多くの周りの様子の総合的な結果であり,その様子の要素が余りにも多いため精度よく解くことができません(これを「複雑系」といいます)。以前は,過去の天気データを多く集めれば集めるほど,予報の精度は上がるとされましたが,それも難しく,結局天気予報は,競馬の予想が当たらないのと同じで,今後も当たることはありません。
「日食を見る会」